マレーシア不動産まとめ

マレーシア不動産市場で投入されているスキームについて

不動産ディベロッパーが行っているスキーム

住宅購入者は「魅力的な」スキームを知った時、どのように決定するのであろうか。

顧客は、不動産ディベロッパーから何を受け取ることができるのかを知らなければならない。そうHenry Butcher Real Estate Sdn Bhd (ヘンリーブッチャー不動産)のCOOであるTang Chee Mengは語った。

不動産ディベロッパーの提供するスキームにただつられるのではなく、買おうとしている物件とその立地が本当に気に入っているか、ということが住宅を購入する際に重要となってくる。また、購入者は、購入しようとしているもの以外に追加で料金が発生しないかを確認すべきだ。最後に、評判が良く、売れ行きが芳しくないことを理由に途中で建設を放棄せず、建設を完成させられる資金を持った不動産ディベロッパーから住宅を購入すべきだとTangは結論付けた。

では、プッシュ戦略は本当に不動産ディベロッパーの売り上げを促進してくれるのであろうか。

Tangは、プッシュ戦略をとっている不動産ディベロッパーの中には、売り上げやプロジェクトの予約数が改善されたと報告しているものがあるとしたうえで、

「政府の行った様々な過熱抑制策を受けて、投機筋が購入をためらっていることもあり、現在の住宅物件市場の動きは、鈍くなっている。賢明な購入者と投資家たちもまた、望んでいる量の融資を確保することが難しいと感じている。不動産ディベロッパーは彼らが購入に踏み切れる量の融資を受けるまで待つのではなく、すぐ買いたいと思えるようなスキームを提案しなければならない。貯金不足でローンでは賄えない部分の支払いができない問題と同様に、ローンの問題も解決できるスキームを不動産ディベロッパーが提案することによって、顧客を引き付けることができよう」と言及した。

Knight Frankの社長Sarkunan Subramaniamは、UEM Sunrise Bhdが過去に行ったSignature Selectionキャンペーンによって、RM2億1500万 (RM1 = 26円とすると55億9000万円)の売り上げを達成し、最近行ったSignature Selection-Rendezvous in France 2016キャンペーンはRM2億2800万(RM1 = 26円とすると59億2800万円)の売り上げにつながったという結果を引用して、先の意見に同意を示した。

また、報道によれば、Selangor Dredging Bhd (セランゴールドレッジング)の住宅購入スキームは圧倒的な反響を受けているそうである。

しかし、販売促進スキームはすべてコストがかからない、というわけではないと彼は指摘している。

「不動産ディベロッパーが行う販売促進プログラムには、明らかにコストがかかっていて、この追加コストを賄えるほどの売り上げ向上がないと、ただ利益を浪費するだけになる。しかし、不動産ディベロッパーにとっては現金の流動は重要であり、市場が弱気の時は、利益の減少を受け入れざるを得ない。」と付け加えている。

Tangは、新規顧客創出のために、すぐに変動するスキームを提供し続けると予測している。それでも、これは永遠に続くようなことではないし、市場が回復したら、収束するか、規模が小さくなるだろう、と述べている。

一方で、Sarkunanはこれらのスキームはある程度の範囲で残り続けると言った。

厳しい賃貸指針に加えて、住宅価格と所得の不均衡だけでなく、需要と供給の差の拡大もまた、不動産部門の重しになっており、こちらのほうが解決を有する重要な問題だ。手段と理念は、かなり低迷しているマレーシアの不動産市場を刺激し、活気づけるのに必要である。

最近の報告では、2016年の第一四半期は、取扱量の大きさと金額の両方で2015年の第一四半期、最終四半期に比べ10%以上の縮小を見せ、住宅の過剰供給は加速しているという。


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